服装に投影される価値観、相性の判断基準にも!Thom Yoshida(撮影師・ビジュアルブランディング講師)

撮影師のThom Yoshidaさんは、撮影時には一軍の服は着られないと語った。というのも、動きやすく汚れてもいい服が望ましいからだ。一方で、過去にファッション業界に勤めた経験から、服装に関しては一種の判断基準を持っている。

「採用を担当したことがあるのですが、 応募者には私服で来てもらいました。 会社のテイストに合うか判断するために必要だったんです」

独立後、撮影前の打合せではジャケットを着用しつつ、クライアントの雰囲気に合わせるよう心掛けている。会うのが2回目以降になると、自分の好き×似合うコーディネートになるという。

「パーソナルカラー診断で大判の柄や黒が合うと分かりました。好きだから着るというだけでなく、理論的に似合うことが把握できていれば、印象の良さもぐんと上がります。効率的なファッションの選び方とも言えますね(笑)」

流行はファッション雑誌の『WWD』や アパレルブランドがシーズン毎に出す新作の服で確認している。

「洋服の撮影に携わっている人は、私も含めてトレンドの全体像は押さえているのではないでしょうか。私はクリエイターとして、制作を手掛けたデザイナーさんのバックグラウンドが気になりますね。作り手の価値観が作品に現れるので、洋服も作られた背景を知った上で選ぶと……

さらに詳しいインタビュー記事は、「起業家ファッション誌『BRIIN 2023』秋冬号 創刊号」をご購読ください!
(取材・執筆:井瀧加奈/編集:水野友紀子)

起業家ファッション誌『BRIIN』2023秋冬号 創刊号

起業家ファッション誌『BRIIN』2023秋冬号 創刊号 -Amazon

Thom Yoshida(とむ・よしだ)さん
撮影師・ビジュアルブランディング講師。現場の写真・動画撮影だけでなく、世界観を作って撮影するディレクション業務から携わることも。企業・ブランドのブランディングご支援、専門学校の講師、さらに個人にて写真教室も開催。過去のアパレルやインテリア系EC運営・立ち上げ経験をベースにECコンサル、スタートアップ支援も行う。

こちらの記事もオススメ